最近、聴いた本「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈 著

日々の出来事

1. はじめに

今日はオーディブルで聴いたオススメの本を紹介します。その名も 『成瀬は信じた道を行く』

前回紹介したシリーズの三作目で、主人公はもちろん成瀬あかり。前回の作品でも、彼女の真っ直ぐな生き方に何度も驚かされてきました。今回のタイトルを見ただけで「また何かやってくれるに違いない」とワクワクしながら話を聴き進めました。

聴いてみるとやっぱり期待通り。むしろ前作以上に「自分を貫く強さ」と「生きるヒント」をもらえる内容で、聴き終えた後はとても爽やかでした。


2. 本の紹介

  • ジャンル/テーマ
    青春小説・進路選択・自分らしさ
  • あらすじ(ネタバレなし)
    舞台は滋賀県・大津。
    成瀬あかりは高校を卒業し、進学や将来の選択に向き合うことになります。
    誰もが一度は通る「自分はこれからどう生きるか」という大きな問い。普通なら不安や周囲の意見に揺れそうな場面で、彼女は相変わらず「自分が信じた道」を選んで進んでいきます。
  • 読んだきっかけ
    シリーズ1作目『成瀬は天下を取りにいく』を読んだときから成瀬のファンに。SNSでも「続編がさらに良い!」と評判だったので迷わず聴くことにしました。タイトルの「信じた道を行く」という言葉も、自分自身の生活にリンクしそうで気になったのも理由のひとつです。

3. 聴いてみた感想

今回も、成瀬の存在感は圧倒的でした。

  • 成瀬のぶれない強さ
    周りからどう思われるかよりも「自分がどうしたいか」を大切にして行動する姿は、正直うらやましくもあり、尊敬もします。特に、高校を卒業して進路を決める場面は印象的。普通なら「安定」や「世間体」を気にしてしまうところですが、成瀬はそういう基準では動かないんですよね。
  • 人との関わりの温かさ
    彼女の生き方は一匹狼のようにも見えますが、周囲の人が少しずつ心を動かされていく過程がまた心に残ります。「自分を貫く」ことと「人とのつながりを大切にする」ことが矛盾しないんだ、と教えてくれるようでした。
  • 胸が熱くなる場面
    具体的には、高校卒業後の選択に関するやりとりの場面(ネタバレになるので詳しくは書けませんが…)は本当に胸が熱くなりました。迷いなく一歩を踏み出す彼女の姿に、自分の学生時代を思い出し「もっと素直に選べばよかったな」と感じたりもしました。

4. 日常とのリンク

この本を聴いたあと、私自身の毎日にも少し変化がありました。

たとえば仕事で「これをやるのは効率が悪いかも」と思いながらも、なんとなく周りに合わせて続けていたことがありました。でも成瀬を思い出して「いや、自分が納得できないなら改善してみよう」と思い、思い切ってやり方を変えてみたんです。結果、意外とスムーズに進んで驚きました。

もちろん小さなことですが、「自分の信じた道を行く」って、こういう日常の積み重ねなのかもしれません。

成瀬は特別な才能を持ったヒーローではなく、ごく普通の女の子。だからこそ読者である私たちも「自分にもできるかも」と思わせてくれるんだと感じました。


5. オススメ度

聴いた後に心が温かくなり、前向きな気持ちをくれる一冊でした。
自分の進路や選択に迷っている人にはもちろん、日常でちょっと元気がほしい人にもおすすめです。個人的なオススメ度としては★★★★☆(星4つ)です。今回もテンポ良く聴けるのに心に残る作品です。

6. まとめ

『成瀬は信じた道を行く』は、ただの青春小説ではなく「自分らしく生きる勇気」を教えてくれる物語です。成瀬あかりのまっすぐな生き方に触れると、日常の小さな迷いがすっと晴れていくような感覚になります。シリーズを読んでいる、もしくは聴いている人はもちろん、初めての人でも楽しめる内容なので、気になった方はぜひ聴いてみてください。

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