最近、聴いた本「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈 著

日々の出来事

1. はじめに

今日は最近ハマっているオーディブルで聴いたおすすめ本をご紹介します。
その名も 『成瀬は天下を取りに行く』

タイトルからしてインパクト抜群ですよね。「天下を取る」なんて言葉、戦国武将か何かのようで、ちょっと古風な響きがあります。そんなタイトルではありますが「成瀬」という女子高生が日常生活の中で「自分らしら」を貫きながら笑いやツッコミどころも満載な素敵なストーリーです。

結論から言うと、読後感は「爽やか」かつ「じんわり心に残る」。派手なストーリー展開ではなく、日常の中の人間模様を切り取った作品なのに、なぜか胸の奥をつつかれるような不思議な読書体験でした。

2. 本の紹介

■ 本の内容

ジャンル/テーマ:青春・挑戦・成長ストーリー

『成瀬は天下を取りに行く』は、滋賀県を舞台に、どこか不思議でマイペースな女子高生・成瀬あかりを中心に描かれた物語です。彼女は「自分の信念」を強く持っていて、周囲の人がどう思おうと気にせず、自分のやりたいことを貫き通します。その姿勢が周りの人々に少しずつ影響を与えていく様子が、短編連作の形で描かれています。
一見すると普通の青春小説ですが、読めば読むほど「自分らしさとは何か」を考えさせられる不思議な魅力を持っています。

■ 聴くことになったきっかけ

普段はあまり小説を読まない私ですが、この春から職場が変わり通勤に片道50分程度かかるので、音楽以外で何か有意義に時間を使えないかと思いオーディブルをお試しで利用してみることにしました。そこで何を読もうかと思っていたところSNSで話題になっていたのと、家族の勧めもあり聴いてみることにしました。

■ 聴いてみた感想

正直に言うと、最初は「ちょっと変わった女の子の話かな?」くらいの軽い印象でした。また場面も色々と変わり話の内容がイマイチ理解できずにいました。でも読み進めるうちに、成瀬の独特な価値観や、彼女が周囲の人の心に残していく影響がじんわりと伝わってきて、「あぁ、この子は本当に天下を取りに行くんだな」と感じるようになり続きが気になり通勤時間以外でも時間が開けば聴くようになっていきました。
ユーモアにあふれた場面も多く、クスッと笑えるのですが、最後には胸に残る余韻があります。成瀬は大げさなことをするわけではなく、自分の信じたことをやり通すだけ。でも、それがどれだけ難しく、同時にかっこいいことなのか、読んでいるうちに気づかされました。

■ 日常とのリンク

日常生活の中で、周りの目を気にして自分の意見を抑えてしまうことは多々ありますよね。仕事でも家庭でも、無意識のうちに「波風を立てないように」と考えてしまうことがあります。私は性格上、波風を立てず自分の言いたいことを言えず胸にしまってしまうところがあります。
でも、成瀬のように「私はこうしたい」と言える強さは、とても大切なんだと思いました。すべてを真似することは難しいですが、「せめて自分の大事な部分だけは守りたい」と思わせてくれる。そんな気持ちを引き出してくれる本です。

■ オススメ度

この本は、気軽に聴くことの出来る一冊でありながら、聴き終えたあとに「自分らしく生きること」について考えさせられる作品です。特に、仕事や家庭で少し疲れている方、周囲との関係に悩んでいる方にはオススメだと思います。
個人的なおすすめ度は ★★★★☆(星4つ)。テンポよく読めるのに心に残る、バランスの良い小説です。


3. まとめ

『成瀬は天下を取りに行く』は、ユーモラスで少し不思議な主人公を通して、「自分らしくあることの大切さ」を教えてくれる小説でした。忙しい毎日の合間に読むと、肩の力が少し抜けて、「自分ももうちょっと自由でいいのかもしれない」と思わせてくれます。
趣味として小説を読む方はもちろん、私のように日常的に本を読む習慣がない方でもオーディブルであれば空いた時間に気軽に楽しむ事ができます。オーディブルをまだ利用したことない方は是非、30日間の無料トライアルがあるので試してみてください。日常を忘れ小説の世界に引き込まれること間違いなしです。


📚オーディブルの無料トライアルは、こちらからチェックできます ↓

Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス
あなたのスマートフォンやタブレット・パソコンにAudible (オーディブル) のアプリをインストールすれば、ビジネス書・自己啓発・小説・洋書・落語・講演・ライトノベルなど、これまで文字だった本や物語が、声や音に変わりドラマチックにあなたに...

コメント