福祉をテーマにしたおすすめ映画④「ファーザー」

洋画

🌟 おすすめ度

感動度 ★★★☆☆ 記憶の混乱や家族の葛藤に胸を打たれます。
分かりやすさ ★★☆☆☆ 時間軸や視点が複雑で少し戸惑いますが、本人の体験している世界に引き込まれます。
リアリティ度 ★★★★☆ 認知症の描写はとてもリアルで、介護や家族の現実をリアルに感じられます。
総合おすすめ ★★★★☆ 心に残る演技と深いテーマ。感情的に揺さぶられる作品です。

※簡単なあらすじや感想を含みます。ネタバレを避けたい方はご注意ください。

Amazonプライムで観ることの出来る「ファーザー」について紹介したいと思います‼︎この作品は名優アンソニー・ホプキンス演じる81歳のアンソニーが主人公。ロンドンで一人暮らしするアンソニーは記憶が薄れはじめている中、娘:アン(オリヴィア・コールマン)が手配する介護人を拒否していました。父の様子が日に日に変化していく中、娘は父を家に引き取り一生懸命支えようとします。しかしアンソニーの認知症状が進行していきアンの負担が大きくなっていきます。認知症の父を支える娘の葛藤も描かれていますが、主に認知症を患っている本人視点・体験している世界観を中心に描いた作品になっています。

私がこの映画を見て感じたことは、認知症当事者はこんな感覚の中で生きているのだと正直驚きました。認知症に関する勉強もしてきましたし、認知症当事者とも関わりをもってきましたが、本人の体験している世界はこんなにも混乱しているのだと改めて気付かされました。認知症の特徴である記憶障害、見当識障害、失行などの中核症状を表現しており、見ている側も本人が体験している世界観を感じることの出来る作品だと思いました。アンソニー・ホプキンスの演技も認知症を抱える高齢者を見事に演じていますので、ご興味がある方は是非観てみてください。

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